外資系企業への転職

 転職市場の求人は若手に偏りがちな傾向がありますが、外資系企業は30代以上でも積極的に採用を行っているところが多くなっています。外資系企業は英語のスキルが必須だと思われがちですが、実は日本の企業とほぼ同様で部署によってはまったく英語が話せなくても問題はありません。

 

 もちろん、海外との取引や交渉に当たらねばならない部署では英語も必要になりますが、ネイティブほどの英語スキルは要求されないところがほどんどです。よって、外資系企業だからといって敬遠していた方でも、それほど心配せずにエントリーしても問題ありません。

 

 ただ、外資系企業には高報酬というイメージがありますが、実情はそうでもありません。年収数千万というのはごく一握りの人だけであり、その内訳も8割が処分に制限がついている自社株分配だったりします。日本国内で見る限りでは、収入は日本の企業とそう変わりないところが多く、外資系企業だからといって無条件で収入がアップするというわけではないことに注意が必要です。

 

 また、たとえその支社の業績が好調であったとしても、外資系企業の本社はアジア地域で業績を見ることが多く、香港やシンガポールなどの業績が悪化すると日本のオフィスもあっさり閉鎖されるという可能性があります。

 

 とはいえ、自由な社風や能力主義は自分の力を試してみたいという方や型にとらわれない働き方をしたいという方には大変魅力的と言えます。普段イメージするほどに外資系企業のハードルは高くないので、チャレンジしてみる価値は十分にあるでしょう。